あらゆる忌手を使ってでも、お前を必ず堕としてやる。

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著者: 文子夕夏
時間: 7 月 前
まとめ:

日本の何処か、北風の厳しい地方にある「花ヶ岡高等学校」では、校内での《賀留多》使用が暗に認められていた。花ヶ岡は歴史ある学び舎である、故に長大な時間と《賀留多》は混じり合い、一つの文化を醸成した。解決の難しい紛争を解決する為に《賀留多》を使い、決着を図る《札問い》である。更には当事者に代わって闘技に臨む者――《代打ち》も現れ、不可思議な伝統は閉鎖的進化を続けていった。始まりは、一件の《札問い》にある。一人の少女が《代打ち》を立てた《札問い》に敗北し、心無い非難に耐え切れず転校してしまう。同時に――猛烈な怨嗟を溜め込み、残りの高校生活を全て「ある目的」に使おうと決意した少女がいた。代打ちを名乗るにも関わらず、敗北した「あの女」を潰す。絶対に、あの女を不幸にしてやる――。復讐者の名前は「鶉野摘祢(うずらの つみね)」。依頼人の親友だった。摘祢は「事件」の日を境に……笑顔を封印した。「あの女」が不幸になったその日こそ、私は再び笑えるんだ――。この物語は、怨嗟と共に「忌手」を習得し、仇敵を滅する為に戦った少女の記録、その断片である。…続きを読む

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