【1300PV感謝申し上げます!】弱くっても知恵を使って問題解決
《あらすじ》 朱雀、玄武、青龍、白虎。四神獣の国の一つ、白虎の治めていた国は、現在白虎が不在で、古代白虎の血を受け継いだ四つの王家の国に分かれている。その一つ、武力に重きを置く青虎の国に、古代の白虎王を滅ぼした不吉の存在と言われる黒虎の子が産まれた。呪いのように、王家にのみ時々産まれる黒虎の子。黒虎の子である西寧が、蔑まれながらも強く生きて、知恵と工夫で頑張る物語。父王とも王妃とも引き離されて、老家臣に育てらた黒虎。黒虎の西寧は、命を狙われ、一人で隣国の黄虎の国へ、身分を隠して亡命する。商人の家で、雑巾一つだけ渡されて下働きをする西寧。黒虎精であることから、蔑まれるが、それでも、育ててくれた老家臣の想いに答えようと、商人の知識を身につけて強く成長して、一目を置かれる存在になった。 怪しい客である明院に疑われ、商人に奴隷として売られるが、逃走して西寧は、青虎の国へ戻る。 烏天狗の妖である真面目な壮羽を従えて西寧は、青虎の国で西寧を暗殺しようとした太政大臣と交渉する。自分を認めさせて国王になるが、国王になっても、国の立て直し、妖魔軍との攻防、隣国の大臣明院との争いで、西寧は、忙しい。玉蓮という太政大臣の娘とは折り合いが悪く、不穏な動きがあり、隣国の明院は、西寧を配下にしようと狙ってくる。 黒虎である自分を認めさせるために、稲荷神、四神獣朱雀の後ろ盾を得て、稲荷神からは、九尾狐の常盤を賜り、側室とする。朱雀には、迦陵頻伽の少女、胡蝶を預かる。 そんな日々の中、ついに、隣国の明院は、動き出して、西寧を狙う。明院の正体は、妖魔の国の王で、古の白虎。圧倒的存在である白虎を前にして、西寧は、怯むが、白虎を打ち破る。 宿敵明院を、打ち破った後に、常盤が産んだのは、新しい白虎の少女であった。…続きを読む