京の都に蔓延る魑魅魍魎。立ち向かうは若き平安貴族(野生児)&魔犬族

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著者: 滝野れお
時間: 9 月 前
まとめ:

井戸を通って夜な夜な冥界に通い、閻魔大王の死者裁判を手伝っていたという平安貴族、小野篁(たかむら)の、冥界渡りのきっかけとなった若き日のお話です。 京に戻って来た17歳の篁は、幼馴染の壱子と再会し恋心を覚える。その壱子の魂が魔魅という妖怪に狩取られてしまう。 以前助けたハーフ魔犬のシロタと協力して魔魅を追い払うが、壱子の魂は冥界へ行ってしまう。 篁はシロタの案内で冥界へ赴き、冥府の王エンマ・ラジャに訴えて壱子を返してもらうが、京では壱子のように突然倒れる官吏が相次いでいた。【登場人物】〇小野篁(たかむら):17歳の平安貴族。身長188㎝の大男。陸奥守の父、小野岑守について四年ほど陸奥で過ごした野生児。〇藤原壱子(いちこ):14歳。壱子は篁がつけた呼び名。平安貴族(参議)藤原三守の娘。母と母方の祖父母を亡くしている。〇シロタ:冥界の魔犬と白狼のハーフ。怪我をした時に篁に助けられてから、篁に懐いている。異父姉弟たちにいじめられている。徐々に魔力が増え、変化(へんげ)できるようになる。〇エンマ・ラジャ:冥府の王(閻魔大王)銀の髪をもつ色白の美丈夫。〇サラマー:魔犬族の長。シロタ、サーラとメイヤーの母親。人間の女性に変化できる。〇サーラとメイヤー:冥界の魔犬。シロタの異父姉弟。そっくりな双子の男女にも変化する。※この物語には歴史上の人物や事件、和歌などの記述がありますが、物語上の背景は史実とは異なりますのでご了承ください。(一応念のため)※【公式自主企画】 ~日本の「語り継がれるふしぎ」を書き換えよう~に、参加しようと書き始めたけど、間に合わなかった作品です(^▽^;)大幅に増量してしまいました。…続きを読む

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