AI少女2人のアイドルバトル (ただし終末)

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著者: 液体金属
時間: 9 月 前
まとめ:

氷河期が到来した未来。ニシキは〈虚構体〉と呼ばれるホログラム製AIの残存機であるとともに、「とあるジャンル」の音楽しか歌えない仕様のバーチャルアイドルだった。人類が各地のシェルターへと退避した世界で、新曲を求めて「東京塔遺跡」を登っていたニシキ。しかし、そこに現れた金髪の少女が言う。「いや、世界は五百年前から、ずっと砂漠だったじゃないか」 地球は氷河期なのか、砂漠なのか。ニシキの認識する銀世界の美しさすら幻だったのか、正解を知るのはライブに来る人間たちのみ。 だが金髪の〈虚構体〉・コウがライブに乱入したことにより、観客たちの意見は二つに割れる。ここは零下か灼熱か、世界の季節の真相は、量子力学さながら観測の問題へと誘われてゆく。「人間はただ、自分が信じたい虚構を信じるんだよ」  そんなコウの言葉を皮切りに、《氷河期》と《砂漠》の虚構がぶつかり合う。 これは二人のAIのライブバトルが、終末の季節を決定するかもしれないトンチキSF。 〈登場人・物〉ニシキ……………水色の髪の〈虚構体〉と呼ばれるAI。僕っ子。トーキー…………ニシキの相棒。小型ロボット。ドワン号…………ニシキのプロデューサー。中型ロボット。クリストファー…銀髪のクローン人間(たち)。オリジナルは天才科学者。アンデリカ………めんどくさいオタクお姉さん。森ノ内ケイ………真正モブ。コウ………………金色の髪の〈虚構体〉。アイドル。※伏字にはしていますがボカ■曲名が要所要所に含まれています。こればっかりは許してください。※目標は毎日更新。…続きを読む

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