始まりはあっさり訪れた。　　事態は私達に考える時間すら与えてくれずにあっという間に進んで行く。　　何とかしようと思えば思う程、事態は酷くなっていく。　　そんな時必ず私達の側にいてくれた先生、必ず助けてくれた先生。　　　そんな先生に一言伝えたい……。　　「あんたなんて大っ嫌いよ！最低教師！」　　「先生……列車内でお煙草は控えて下さい」　　「うああぁん！ご主人様ぁ！私を捨てないで下さいぃ！」　　　魔法少女を育成する魔法学園に赴任してきたかつて魔王と呼ばれた教官の物語。　　毎度、誤字・脱字報告ありがとうございます。見直していますが気付かない場合はすみません。　　拙い文章ですが面白ければしおりなど挟んでいただければ幸いです。