菊永雨子は自身も、名前も、雨も大嫌いだ。面倒でしかない家庭、うるさい先生、煩わしい雨。全ての嫌なことが重なって消えたくなった雨子の前に一人のクラスメイトが助けてくれる。助けてくれるクラスメイトに淡い気持ちを抱くが、彼の隣には、既に可愛らしい女の子がいた。自分も名前も大嫌いな女の子。本当は一人になりたい男の子。みんなを愛しているお嬢様。雨を好きになるまでの、青春恋愛。※エブリスタ様でも投稿しております。