愛だの恋だのが分からない男 レイジは、魂のまま彷徨っていた。ある時頭上に光輪を持つ宇宙人に救助され、彼らと同種の『暈人《かさねびと》』となる選択をする。 喉に深い傷を持って産まれてきたレイジの前に、相棒として現れたのは、左目を破損している『暈人』の女 エテルだった。 ある職務中にエテルとはぐれたレイジは、一人の送還できない魂 ミカと出会う。