隣人は吸血鬼男子。不憫な吸血鬼くんと鈍感女子が巻き起こす大騒動!
著者: 無月弟(無月蒼)
最新: 悩める基山と夏の夜
時間: 9 月 前
まとめ:
吸血鬼の存在が公に認められている現在。その多くは普通の人間と変わらず社会に馴染んでいた。弧ヶ原学園に通う水城皐月は、両親を亡くしながらも毎日を明るく生きる女の子。小学生の弟、水城八雲と力を合わせて日々を過ごしていた。そんな二人の暮らすアパートの隣の部屋に住んでいるのは吸血鬼の男の子、基山太陽。皐月のクラスメイトでもあり、水城姉弟の事情を知る彼は、事ある毎に彼女等の事を助けてくれる優しい男の子。実は皐月の事が好きな基山はアプローチを繰り返すも、肝心の相手が度を越えた鈍感の為、気持ちに全く気付いてもらえないという悲しい宿命を背負っていた。吸血鬼の起こした立てこもり事件に巻き込まれたり、皐月の血が吸血鬼に大きな力を与えることのできる特殊体質だということが判明したのがゴールデンウィーク。物語はそれから少しだけ時が過ぎた5月の半ば。元の日常を取り戻してきた皐月達の前に、自分も吸血鬼だという男子が現れ、新たな騒動へと発展していく。『お隣の吸血鬼くん』の続編となっていますが、物語は独立しています。もし興味があれば前作も読んでみてください。https://kakuyomu.jp/works/1177354054884748289今作のスピンオフで『埋まらない、追いつきたい。僕等の12センチ』という作品があるのですが、そちらと読み比べると矛盾点が出てくるかもしれません。似て異なる世界のお話と解釈して、温かい目で見守って頂けたら幸いです。…続きを読む