幼いころの不幸の記憶を理由に、町に駐留する憲兵隊を苦手に思っていた十七歳のリュンヌ。彼女はある日、あたらしく町にやって来た憲兵隊の大隊長エルネストと出会う。彼にたすけられるごとに、少女は頑なだった気持ちをゆるやかに変化させてゆく。(小説家になろう様に投稿していたものの加筆修正版です)