海に面した町、此道。そこに住む天満晴人は夏休みのある日、ひとりの女性・楸真帆に出会う。真帆は自分をただの観光客だといい、常に一本のラムネを持ち歩いていた。 晴人は友人達と夏休みを過ごすなか、次々に町の人々が通称『無気力症候群』に罹っていく。まるでゾンビか何かのように、フラフラと町を歩く人々。いったい街に何が起こっているのか?