これは忘却と喪失の物語だ。ぼくはクリムジェネオン。ヒーローを演じる者。

SF 300K Active
著者: GiZAIYA
時間: 9 月 前
まとめ:

※本作は『連作短編』という方式を採用しています。 各章毎に短編としてお楽しみいただけますが、計四章分のストーリーが連なってひとつの大きな物語として完結します。 第三章<消えるカメレオン>までは、ほぼ世界観の表現のための物語が25万文字続くため、SFに興味がない方や序章を見て興味を持った方、その章の物語だけを把握したい方は章末のダイジェストをお読みください。「ヒーローは死んだ。きみたちは救われなかったんだ」 一九九九年に地球に飛来した隕石は人々に未知なるエネルギー<ジェネオン粒子>を授けた。やがて人々はネットアバターという名の分身を隣に据え、仮想空間が“潜る時代から“平行する時代”となって久しい。人々はエネルギーを愛した。けれど、未だエネルギーには愛されてはいなかった。 過去にネットアバターを自殺させた少年、帯刀田一麻は自身の失った記憶を探すため、同級生の安藤すずなと共にこの世の不可思議を調査するための<改奇倶楽部>を起ち上げる。それから一年が経ち、彼らはある人物の死に直面する。 ちょっとおかしな高校生がヒーローになっていく過程を長い長い時間をかけてゆっくりと追っていく連作短編です。 序盤は偏見に満ち溢れた一人称が愉快な学園ジュブナイルを。 中盤は様々な怪談をぐるぐると回り巡る都市伝説ミステリーを。 最後にはパズルピースがつながって爆発する最高のヒーローアクションを。 とても長い話ですが、読後には「面白かった」を約束します。※この作品は(主にハヤカワ文庫)SF作家の方々の影響を強く受けています。後日別項目にて掲載します「あとがき」にてそちらもご紹介させて頂きますので、よろしければご覧ください。…続きを読む

  • 燃える街
  • 章頭付録「登場人物一覧」
  • #1 「タテダイチマです」
  • #2 「透明な色をしている」
  • #3 「流星」
  • #4 「鷹木彰人」
  • #5 「多々良田渚央」
  • #6 「菅原達郎」
  • #7 「猛尾和長」
  • #8 「端本花澄」
  • #9 「ほんの少しだけ優しい」
  • #10 「幽霊新聞二号」
  • #11 「チーム名だよ」
  • #12 「改奇倶楽部」(前)
  • #13 「改奇倶楽部」(後)
  • 読み飛ばし用「第一章ダイジェスト」
  • 一麻、恋をする
  • <幽霊>
  • 黒井さん
  • 電子海の意識(完)
  • 人形の館
  • アラーム
  • <ネットドール>
  • 空を裂く
  • 祝福するもの(完)
  • #1 「ネットアバター」
  • #2 「カメレオンは好きじゃないんだ」
  • #3 「AとB」
  • #4 「透明な液体」(前)
  • #5 「透明な液体」(後)
  • #6 「城ヶ崎の死」
  • #7 「副脳との対話」
  • @2
  • #8 「目覚め」
  • #9 「佐羽木麗薙」
  • #10 「落下する男」
  • #23
  • #11 「亜分身 / デミアバター 」
  • #12 「煤木理論」
  • #13 「伊吹八雲」(前)
  • #14 「伊吹八雲」(後)
  • #15 「色男の理論」
  • #16 「男色の論理」
  • #17 「& - AND - 」
  • <ラブフォーン>
  • アーカム
  • <追跡者>
  • パラドクスの価値(完)
  • 章頭付録「登場人物一覧 」
  • #1 「ニオイが変わった」
  • #2 「ドン・ホライゾン」
  • #3 「春風彼方」
  • #4 「引き金」
  • #5 「知性体喰い」(前)
  • #6 「知性体喰い」(中)
  • #7 「知性体喰い」(後)
  • #8 「幻影は嘯く」(前)
  • #9 「幻影は嘯く」(後)
  • #10 「消えるカメレオン」(前)
  • #11 「消えるカメレオン」(中)
  • #12 「消えるカメレオン」(後)
  • #13 「日出研究所」(前)
  • #14 「日出研究所」(中)
  • #15 「日出研究所」(後)
  • #16 「安藤すずな」(前)
  • #17 「安藤すずな」(中)
  • #18 「安藤すずな」(後)
  • #19 「解体」
  • #1「人間達磨」
  • #2「間空幻馬」
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