さようなら。来世でまた会おう。

ミステリー 90K Active
著者: 稀山 美波
最新: 交差点
時間: 9 月 前
まとめ:

前世の記憶があることなんて、夜が明ければ朝がくることくらい、当たり前のことだ。この世界では、誰もが前世の記憶を持って生まれてくる。それならば、前世での功績が現世でも評価され、前世での悪行が現世でも非難されるのは必然と言えよう。そんな世界の理――『前世主義』に苦しむ三人の男がいた。彼らの足元には、前世の記憶という鎖が纏わりついている。そんな彼らに、差し伸べられる手があった。「我々は来徒教団(ライトきょうだん)。貴方を導くものです」人類を前世の呪縛から解き放つと語る者たち――来徒教団。その手が導く先は、光か闇か。彼らの行く末は、前世か来世か。三者三様の前世と、三者三様の現世。それらがすべて、ライムライトで交差する。

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