元厨二病患者→世界を救った英雄→三年後ニート→従者。←イマココ
著者: 加糖のぶ
最新: 第62話 閑話 先輩と友人
時間: 9 月 前
まとめ:
名取海は厨二病を拗らせた根暗で卑屈でうだつの上がらないぼっちだ。特段仲のいい同性の友人はいないが裕福で温厚な家族がいるだけで満足な日々を過ごす。その日は推しの新人Vtuberの生配信を見るため早目に帰宅…のはずが突然謎の光に包まれて意識を失う。次に目を覚ますと【ダンジョン】の中に居た。恐怖よりも好奇心が優った海は己が手に入れた唯一のスキルを確認がてら使ってみた。「【焔〈黒〉】。わかんないけどなんかかっこいい。えっと、“焔よ彼の地を焦土とかせ!”とか言ったら何か出たりして…」短絡的な考えのもと【ダンジョン】。それも【超難関ダンジョン】は音を立てずに消滅。“《探索者:ホロウ》によって【超難関ダンジョン】の一つは制覇されました”そのアナウンスは全世界に流れ《探索者:ホロウ》という人物は時の人、また探索者の開拓者であり最先端をいく道標となった。あの騒動から三年が経過し、世界はダンジョン一色に変わった。そんな中勘違いが勘違いを呼び探索者ランキング全世界三年連続一位に輝いた《探索者:ホロウ》こと名取海は絶対に正体をバレないために過ごす。ひょんなことから「従者」となってしまった海はさまざまな出会いを重ね、想い、気持ち、願いを汲み取り、運命に抗う。「最後の最後で神様だって予想していなかった結末を迎える。きっとそんな運命の鼻を明かすような行為はさぞかし楽しいだろうね」「最強」は全てを守るべく、彼女たちの努力を受け継ぎ、【黒炎】を振るう。…続きを読む