おれは吸血鬼で親父はベストセラー・ミステリー作家(仮)

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時間: 9 月 前
まとめ:

男子でありながら女子の体を持つナオはネット小説家であり吸血鬼であり探偵である。恋人というか友だちのハチバンは、物語の展開に納得できない、というのが口ぐせの、ごく普通だけど設定が安定していない女子である。ある日、ナオのマンションの机に、一枚の画像と「私はここにいます」というメッセージがプリントアウトされた紙が置かれていた。私は誰で、こことはどこで、その私は何を望んでいるのか。なお、属性を問題・テーマとするような、真面目な話ではありません。

  • 第1話 いいではないか。何を照れておる、男同士だろう
  • 第2話 部屋でずっと会話しててもいいんだけど、そういう冒頭になっている物語って何かヘタに見えなくない?
  • 第3話 納得できない話をしているときに、別の納得できない話をするな!
  • 第4話 フィリップ・マーロウの図体がでかいのは、レイモンド・チャンドラーのせいだ
  • 第5話 やっぱそういうの吸血鬼だよね。元気出た?
  • 第6話 出た! 一行あけていいことを言う、俺ガイル記法(仮)
  • 第7話 峰不二子ちゃん抱っこじゃなくて、クラリス抱っこにして
  • 第8話 これはもう納得できないどころか、大惨事やね
  • 第9話 別の世界ではそれがドラゴン使いとか象使いの免許証かもしれない
  • 第10話 (番外)安楽椅子探偵の資格試験と三題噺の作りかた
  • 第11話 『私はここにいます』
  • 第12話 ハチバンは見ないほうがいい
  • 第13話 うめーです、このフレンチビール!
  • 第14話 おれは日本で最後の文壇バーで酒を飲む作家だ
  • 第15話 ネット小説なんかも読まれてるんですか?
  • 第16話 アイ・ウッド・ネバー・フォーゲッチュー♪
  • 第17話 あなたは、われらの姫巫女の血を継ぐ者!
  • 第18話 要するにオタサーの姫だったんですね
  • 第19話 怪奇! 吸血コウモリ男、なんちゃって。あは、あはは
  • 第20話 昼の太陽の光はあまりにも強く、それを直視する者にとっては太陽は黒い
  • 第21話 なんか、警察のほうから聞きたいことがあるって
  • 第22話 おめーはフランス女子の名前ってそれしか知らねーのかよ
  • 第23話 そ、それはニンジャの、カエル型攻撃体勢…?
  • 第24話 これはおいしいわね。魚か何かのミイラかしら
  • 第25話 くそ、よくも見破ったな、名探偵
  • 第26話 あまりにも怪しすぎるので、いくらなんでも犯人ではない
  • 第27話 日本では評判の吸血鬼戦士でも、能力はそんなものなの?
  • 第28話 これは物語とリアルの虚実をつなぐ、その狭間にある指輪なんだ
  • 第29話 ばかもーん、そいつがルパンだ!
  • 第30話 いやー、やっぱうまいわ、日本のビールは
  • 第31話 列の二番目のかたはこちらへどうぞ
  • 第32話 ところであなたは、ネスト、という組織は知ってますよね
  • 第33話 その男は巨大不明生物が鎌倉に再上陸したという知らせを聞いたときの内閣官房副長官みたいな顔をした
  • 第34話 あなたが吸血鬼なら、マニラ湾のこの場所が絶好の日没ポイントになると思います
  • 第35話 ものを燃やすのは楽しいね!
  • 第36話 ただの魔改造なので気にしないでください
  • 第37話 スクナヒコはねぇ、航海と酒の神様だったんだよぉ
  • 第38話 そんなにジロジロ見ないでよ。なんか恥ずかしいじゃないか
  • 第39話 ふたつ聞きたいことがあるんだが、いいかな
  • 第40話 虚構度が強い施設や存在には、通常の爆弾は効かない
  • 第41話 あなたが敵であったのはうれしい。爆弾は青の線を切れば爆発しない
  • 第42話 あんただけ行かせたりはしないよ、ナオ
  • 第43話 ひょっとしたら、おれがジュンコさんの物語を書けば
  • 第44話 うるさいから、音楽止めてくれないかな、ナオ
  • 第45話 なんかハチバン、無慈悲な殺されかたされないかな
  • 第46話 それはね、多分この回が温泉回だからだと思うよ
  • 第47話 あ、知ってる、芥川龍之介の短編に出てくるよね
  • 第48話 「あにき!」「きょうだい!」
  • 第49話 さようなら 今まで嘘をありがとう
  • 第50話 これはシュレーディンガーの猫殺人事件について僕が知っていることを想起させるね
  • 第51話 死んでる俺は確かに俺だが、それを抱いてる俺は、一体誰なんだろうなあ
  • 第52話 地上4階地下60階…?
  • 第53話 あのようなものは! しょせん! 物語!
  • 第54話 まずはナオさん、その服をお脱ぎください
  • 第55話 ささ、ここに君が座る操縦席がありますぞ
  • 第56話 おれが吸血鬼でなかったら死んでるところだ
  • 第57話 ううん、今来たとこ…じゃなくって!
  • 第58話 あんな素敵な人、百年にひとりぐらいしかいないしー
  • 第59話 目を閉じて。夢から覚めたいなー、みたいな感じで心に思ってみて
  • 第60話 (番外)ハチバンによるモノローグ(その1)
  • 第61話 (番外)ハチバンによるモノローグ(その2)
  • 第62話 【拡散】某ホテルの露天風呂【しないで】
  • 第63話 じゃ、ここはもうニューヨークで、大晦日の夜ということにしよう
  • 第64話 コトバとはコトのハ、つまりリアルの切片
  • 第65話 これはひょっとすると、中国の古代の帝が作らせた、霊獣鏡かも
  • 第66話 日本が戦争に負けたという過去は変えられない
  • 第67話 話が先に全然進まないので、私がなんとかしたいわ
  • 第68話 これからあなたは、さらに試練を重ねるかもしれません
  • 第69話 おれはきみが好きだ、ハチバン
  • 第70話 もっとリアルに目覚めようよ、ナオ
  • 第71話 なんだかねえ、もうすこしカジュアルおしゃれな服なかったの
  • 第72話 別に私が語り手でも世界・物語は作れるもの
  • 第73話 現れるのが創造神だったら、あんまり効果は期待しないほうがいいかと
  • 第74話 あれは天使ね。クピド的な天使でも、ペテンシでも、ブラノワちゃんマジ天使でもなくて
  • 第75話 申し訳ありません、調子に乗りすぎました
  • 第76話 水に濡れてもポニーテール問題ないんですね
  • 第77話 これは、ヒマワリガニって言って、このあたりの名物なんだよ
  • 第78話 結界とか、守り神とかいう設定って、そもそもいるの?
  • 第79話 これなら言える、あたしはあんたが好きだ
  • 第80話 そもそもこれ、恋愛物語じゃないしなあ
  • 解説者と分析者のためのあとがき
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