それはあちらとこちらを繋ぐ者

妖怪 170K Active
著者: 星 太一
時間: 9 月 前
まとめ:

時は****年前。 一体の厄災が地獄の窯の底で目を覚ました。 圧倒的な実力、強者の威厳、命を貪る強欲、暴食、そして変態的な偏愛、依存。 とある人はその厄災を象徴的二字熟語「執着」で言い表した。 ――ただ、その整った顔が作る笑顔だけは何よりも善人的で素敵だった事を今でも鮮明に覚えている。 目覚めた厄災の脅威が世に知られるようになったのは、約**年前。 名の知れた神を傀儡として世界の崩壊を目論んだ、この事件をきっかけとしてである。 対するは特別なチカラを有した人物で構成された二家。必死の攻防の末、辛くも勝利。代償として内一家、「山草家」の人員殆どがそのチカラを失った。 彼らを人々は通称「はらい者」と呼んでいる。 あの世とこの世をこの世界にもたらした青年を初代として、彼らは代々二世界間の調和を保つべく活動をしていた。いわば陰陽師である。 彼らはこれまで自身らの特別なチカラで平和を保ってきたのだが、例の一件で山草家がほぼ蒸発。世界はもう一家の「長良家」に全て託された。山草家で唯一残っていた「チカラを失わなかった者」も行方をくらました。 そんなどん詰まり状態の中。 とある男女の恋愛が運命を突き動かす。 * * * 頁をめくればすぐそこに。 新しい世界の夜明けはもうすぐです。 貴方も私と「お友達」になって、その夜明けを共に眺めてみませんか。 無論、「保証」は出来ませんが。 主人公:13歳 朝読小説賞キャッチ: 違う誰かと生きること。…続きを読む

  • 零――はじまり
  • 壱――立石神社の朝
  • 弐――怪異
  • 参――はらい者
  • 肆――あの日の話―Ⅰ
  • 伍――あの日の話―Ⅱ
  • 陸――鷲の瞳と座敷童
  • 漆――逃走、対峙
  • 捌――記憶の宝石館ニテ
  • 玖――推理
  • 拾――露見、ナナシ
  • 拾壱――闇蔽
  • 拾弐――戦闘、誘惑
  • 拾参――決着への道
  • 拾肆――スーパー・ヒーロー
  • 拾伍――おかえり、よろしく
  • 終話――シナリオブレイカー
  • 出典
  • 壱――音葉池の夜
  • 弐――トッカ、うるさい。
  • 参――歌を失くした人魚姫
  • 肆――情報屋と偽者
  • 伍――妖助けの長良さん
  • 陸――いざ門田町
  • 漆――駄菓子と紙芝居
  • 捌――ケ・セラ・セラの家
  • 玖――発信源の男
  • 拾――グリーンアイの奥
  • 拾壱――野辺の戦闘
  • 拾弐――私の王子様
  • 拾参――星空の下、音葉池
  • 拾肆――金花ちゃんと小さな事件
  • 終話――翻弄
  • 出典
  • 壱――出動命令
  • 弐――こおろぎさん
  • 参――秘め事と、アメジストの少女
  • 肆――夜の森の強敵
  • 伍――山草家の一室
  • 陸――不思議な事
  • 漆――忍耐
  • 捌――戦斧 対 大太刀
  • 玖――狼さんの白い脚
  • 拾――お婆さんの大きなお口
  • 拾壱――こおろぎさんーⅡ
  • 拾弐――蟷螂が斧
  • 拾参――”Besessenheit” (Pursue)
  • 拾肆――”Besessenheit” (Give her back)
  • 拾伍――仇敵
  • 拾陸――開眼
  • 拾漆――一寸の虫にも五分の魂
  • 拾捌――一陽来復
  • 拾玖――晨が来る前に
  • 弐拾――晨が来た時に
  • 終話――見せばやな。
  • 壱――もしも。
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