第34話…召喚の儀 (1/2)

体が再構築されてゆく感じ…気がつけばテニスコートくらいの広さの部屋。下には魔方陣を確認した。本当だったのね…

周りには白いローブを着た男性が8人、中央の1人が神官長かな。着ている服が豪華だね…

片膝を着き頭を垂れ、神官長に向けて声を発する…

「女神ダミア様より命を受け、この国へ助勢する為、召還されましたシキと申します」

周りが一気にざわつき始める…

「魔王討伐への一助となれば幸いです…」

歓声に似た声が響き渡る…

「わたしは…うっ…ゴホッ…」「申し訳ございません、召還の影響で…少し…」

その場で倒れた……ように見せかけた…

「誰か、急いで治療室へ!誰か、誰かいないのか」

「少し休めば回復すると思いますので、休めるところへお願いできますか…」

「わかったそのようにしよう…」