シリアス

酔いつぶれて、暗い路地裏で暴漢に襲われた「俺」の前に、一人の女が現れる。女との出会い、そして女が持ち掛けた提案によって、俺の世界は、文字通り完全に別の世界に変わってしまった——。 ...

明治から大正の日本によく似た都、帝都。其処には、神ではなく人が世の支配者となるべく、病気や事故により幼くして消える筈であった生命に、無機物の器官を繋ぎ潤滑油の如き量の薬を投与して永らえさせた『特殊絡繰』という技術があった。この技術で生かされ、軍にも等しい警察組織に属する少女・明奈（あきな）は、妹・立花（りつか）の仇を討つべく、日々業務に勤しんでいたが……。矜持と縁と情が絡んだ、ひとつのおわりの物...

能力バトル&シリアスのダークファンタジー！地平線まで石による建造物で埋め尽くされた国イシスニア。かつて起こった最終戦争により世界は滅び、人類はこの国でしか生息できないと伝えられていた。魔力不能者として過酷な冷遇を受ける主人公フリントは、世界を滅ぼすと伝えられる究極紋章『魔剣の紋章』を身に宿すことになる。『魔力を吸収する』というこの世界で無敵の能力を手にしたフリントだが、その強すぎ...

たくさんの後悔を背負った少年――『真蒼黒竜』。後悔を手に死を迎えた彼が辿り着いた場所は『蒼の神殿』という後悔を無くすための場所だった。失ったモノばかりを指折り数えていた日々。思い出を引きずり続け、無感情に生きる毎日。その全てにけりをつけるべく、彼は立ち上がる。これは、後悔を背負った少年が、置いてきた『時』を取り戻そうとする―――ただそれだけの物語。 ...

概要、本編共に暴力表現・グロテスクな表現・下ネタ・同性愛的表現が多数含まれています。また、この作品には異性愛と同性愛が混在しています。科学と魔法が両立的に発展した異世界が舞台の、ダークファンタジー小説。非合法な裏の仕事を請け負う“フェンリル”は、メンバー全員が血に飢えた元猟奇殺人鬼達。今回の依頼は“城塞都市”と呼ばれる敵国へ潜入し、敵の新兵器を奪い取ること。フェンリル最強にして食人鬼の異名を持つ...

クラスメイトの影響を受け、蛇穴凪は深夜徘徊をしていた。そして生き別れの実妹(死んでた)と再会する。妹に｢呪術師だった頃を思い出して｣と言われた蛇穴凪は、使役式『波々岐』を再び呼ぶことに成功。窮地に陥っていた妹を救うことができたが、禁呪『御霊遷し』を使ったことで、兄妹は離れられない体に――…… ...

鳥取県若桜町。　そこに一軒の食堂があった。　店を切り盛りするのは、料理上手の幽霊、コン。そして神獣の狐、サナ。　厨房のかまどでつくった料理を食べた魂は、死者の国へと送られるのだ。　今日もコンとサナは店にやって来る霊たちを死者の国へと送る。それぞれの生と死の物語、残した想いに触れながら。　シリーズ第五弾。過去から今につながる足跡の物語。※本作は「ノベルアッププラス」「小説家になろう」の各サイトでも...

人生で何度目かの自殺を試みたある日、私は殺し屋さんに拾われた。　殺し屋さんは性別不詳で、私の大事な人を殺した人だ。でも同時に私を救ってくれた人でもある。　そんな殺し屋さんの幸せを想いながら、私は生きていく。　死んで来た人たちに、それでも幸せでいたいと伝えながら。　これはたくさんの犠牲を越えて、それでも幸せを目指す物語。 ...

女性騎手であったセリーヌ・アランは十年前の王城への襲撃の際に、アンリ王の息子、パスカルを託されて共に身を隠して暮らしていた。そんな中、アンリ王を襲撃したローベル王の息子から『国のために協力して欲しい』という旨の手紙が来てしまうが……？七尾桃子様の自主企画【小説の設定を提供します（https://kakuyomu.jp/user_events/16817139554699007697）】に参加させ...

関原崇平は帝明光大学大学院《みかどめいこうだいがくだいがくいん》の院生となり、研究職の道を目指していた。勉学に励む関原だったが、世間では物騒な事件が起こっていた。犯人は地球外生命体。人を喰らう危険生物だった。人々が未知の生命体に怯える中、関原が所属しているゼミの教授、浜浦零豪《はまうられいごう》に見知らぬスーツ姿の男たちが面会に訪れた。件の事件で浜浦に生命体に対抗できる武器開発の協力を求めるもの...