女性向け

主人公、葛（かずら）は妖狐の家族に生まれ、両親の愛情を一身に受け育った少女だった。　しかし妖狐の家族は、固有妖術である『憑依』を持つが故に他の妖怪に恐れられ、迫害されていた。『憑依』という妖術は生物を意のままに操ることが出来るという恐るべき力であったからだ。　葛の家族は隠れ住んでいたが他の妖怪たちは、ついに憑依への対抗策を見出し大天狗、白峰が妖狐の粛清に現れる。　葛の両親は力を合わせるも白峰に殺...

オフィーリア・ガルシアは心のない人形のような女性だった。彼女は身に覚えのない罪で、実の兄の手によって殺された。刑が執行される前に彼女の元に現れたのはピンクの髪が特徴的な女性だった。彼女は言う。オフィーリアの不幸は全て、偶然ではなく必然だったのだと。その意味を理解する間も無く彼女は死んだ。そして、オフィーリアは過去の自分へと回帰する。そこで彼女は選択をする。全てを諦めない、選択を。＊この小説は「小...

国を持たず、独自の規律に生きるエンシェン族の青年・ハイドロは、彼の仕事場であるアトラント公国にいる時、取引先の王室ではなく、王室と縁の深いキリエール家に滞在している。その理由はキリエール家の子息・チャコールだと噂され、ハイドロが彼と親しいのは、アトレイでも有名な話だった。その一方でエンシェン族は生涯ただひとり護る相手を選ぶ習慣があるが、出会って10年が過ぎてもハイドロにチャコールが選ばれる気配は...

「『悪い男に愛されたい』人には言えない貴女の願望、叶えます。」巨大な勢力を持つ暴力団、鏑木組。その次期組長である廉司は、たまたま立ち寄ったコンビニで一人の女と出会う。廉司の素性に気づきながらも顔色一つ変えない女に、彼は心を奪われる。時を同じくして、廉司の配下にある組員2人が何者かの手で瀕死の重傷を負わされる事件が発生。その背後で動く闇の正体は何なのか。廉司はどのように挑むのか。そして廉司の恋の行...

子爵令嬢ミューリは、兄妹のように育った伯爵家三男坊カイルと結婚をした。二人の間にあるのは恋愛感情ではなく、野望達成のための協力関係。ミューリは王の愛を、カイルは土地と地位と財産を手にしたい。この世界、王の恋愛相手になるには、人妻であることが必須条件だった。かくして二人の我欲に満ちた仮面夫婦生活は始まった。 ...

目が覚めたら知らないベッドの上にいた。主人公は自分が異世界から来たことを言えずに「記憶喪失」ということにして「ナナシ」と名前を偽り、自分を助けてくれた村でお世話になることになる。しかしこのまま村で過ごすのもどうかと思い、自立するため村から旅立つ。そしてナナシは「記憶喪失の奴隷青年」と出会うことになる。『名前を捨てて記憶喪失と偽るナナシ』が『名前ごと記憶を失った奴隷青年』と異世界で旅をする話。【小...

不思議な力をもつため虐げられて育った少女・沙夜。美貌の妖・玖遠に救われ、花嫁として甘い言葉を注がれるように。徐々に心を開いていく沙夜だが、自分が「龍穴の神子」と呼ばれる特別な存在だと知ってしまい……？ ...

【前置き】　我が青春の「夜が来る！（アリスソフト様）」の発売より１６年を記念して。（こじつけ）【あらすじ】　人知れず社会に紛れ込み、人を襲う不倶戴天の異形――カゲナシ。　月光の下に影を落とさない彼らを、古来より日本では『天眼の衛士』と呼ばれる者たちが、これまた人知れずに捜索・駆逐してきた。　天崎美紀は『天眼の衛士』の一人。　そして、京都一帯をカゲナシより守護する一族『天崎』の娘である。　京都中の...

事故で両親と記憶を失い、叔父一家から疎まれて暮らしている鈴花。ある日、美貌の異国人・リカルドと、彼がパトロンを勤める奇術師・朔と出会い、叔父の家にあるオルゴールを盗み出すように持ち掛けられる。彼らの目的はとある隠された財宝で、その手掛かりがオルゴールにあるというのだが……？【全35話・書き終わっています】※明治中期以降をイメージしていますが、都合良く創作しております。広い心でお読み下さい。※小説...

王女でありながら虐げられ、冷酷と名高い隣国の公爵と婚約させられたメルト。しかし彼は――「ひさしぶりだな、メルト」お互いの境遇を慰め合った幼馴染のヨシュアで!?　最強の相棒な旦那様と幸せを掴みます！ ...