内海に面した村に住む『お役目持ち』の娘・凪海は幼い頃、人魚に助けられたことがある。今は、巫女であるタキと共に村の祭事を執り行いつつ、平穏な日々を送っていた。恋人の耕太と夫婦になる日も近いと思われたある日、『人魚を捕らえよ』という領主の命令が村に下される。