小宮奏は、小さいころの空への憧れを持ち続けている。 もちろん特別主張して言ったことなんてない。ただ、彼女は「演劇をする人は何にもなれる!」という言葉を信じて演劇部に入ってしまうくらいには空が好きだった。 ようやく始まった花の高校生活。意気込んでいいろいろなことに挑むも、その道はとても険しく、テストも演劇も上手くいかなかった。 そんな雨のある日、奏はひょんなことから夢のような世界に落ちてしまうのだった。