戦記

日本の高校生だった鈴繁隆二は、異世界のヴェルシア王国に貴族の子レオンとして転生する。五歳にして王女フェリアの従者となり、何不自由ない幸せな日々を送っていた。しかし十二歳のある日、銀河帝国の艦隊が襲来し王国が占領され、フェリアが銀河帝国の人質として帝都士官学校に連れ去られてしまう。レオンはそんなフェリアを追って帝都士官学校へ入学することを決意するが──レオンは転生時に膨大な魔力を扱える力を授かって...

１９３Ｘ年世界は大規模な戦争状態へと突き進んでいた。そう後の世に第二次世界大戦と呼ばれる戦争の始まりである。そしてその波は日本も例外なく被った。日英同盟に基づきイギリス連合軍に参戦。そして地中海、大西洋に艦隊をそして中東に空軍、陸軍の機甲師団を派兵しそれなりに奮戦していたが、戦況は膠着状態に陥った。その状況を打破したのが１９４１年アメリカが枢軸軍サイドに参戦したことで戦況は大きく連合軍側に不利に...

主人公ルイン・ヴィルターフは、弱冠十五歳で、新兵学校の採用試験となる武術試験に合格した。そして三年後、卒業した彼女は将校になれる将官試験に、一発合格し、若くして階級としては一番下の一千人軍長となった。そしてさらに一年、まさかの一階級昇進。二千人軍長となり、クロルル帝国内を驚かせた。周りの人々は彼女を賞賛し、若手のホープだと評価した。そしてこれから出世コースが始まると誰もが予感する。さて、ここまで...

多くの竜と暮らしていた国・ヤズダ神聖王国はヴィオリア帝国に滅ぼされ、生き残ったヤズダの民は竜たちと引き離されて帝国に強制移住させられた。それから13年、14歳になったヤズダの民の少年・アシュアールは母親と旧王国領のとある村で貧しい暮らしをしていた。それもこれもすべて皇帝一族のせいだと考えた彼は皇女ベアトリスの命を狙うが、彼を止めたのはヤズダの民であり帝国の騎士でもある”竜騎士三人衆”だった。差別...

30年も昔のことである。最強を冠する騎士大国が、たった3日で滅びた。敵は、人の形をとる異形、魔族であった。人々は魔族達の侵攻に、恐れ慄き、戦乱の世に休戦協定という名の終止符を打った。しかし、魔族達はその後、不気味なほどに沈黙を続けていた。そして、今、再び魔族が地上へと舞い降りる。魔王カインと、大国アースウォリアの新米騎士リュールの二人の主人公が織りなす、ファンタジー戦記。いざ、開戦――！ ...

異世界に在るオーキデ王国の戦争を終結させるために、大霊国は外交団も兼ねた顧問団を派遣した。顧問団の実質の長は十九歳のハン・シュコトラニッツ少将。果たして彼は王国の救世主となりえるのか……。※この作品は「小説を読もう」にも掲載しています。※この作品はもちろんフィクションです。登場する人物並びに国家や団体は、現実のものとは一切関係ありません。※筆者の主観も含めれているので、真に受け止めることのないよ...

数多の国、人種が存在する大陸に二つの国があった。古くより人と竜が共に生き、争いを好まない西の小国──ドラヴァニア王国大陸中央に位置し、魔導機工学と呼ばれる独自技術で発展を続ける大帝国──ギルバース帝国互いに不干渉であった両国だが、ある事件により、王国側がその火蓋を切り戦争へと発展する。亡き婚約者の遺志を継ぎ、武器を手にした王国竜騎士ソニア自身の平穏を守る為に、戦地で剣を振るう帝国軍人ヴァーリ互い...

吹雪の日、一人で山に暮らす少年エインのもとへ、貴族の少女ネミールとメイドのアイリーンが訪ねてくる。二人は戦争に向かったネミールの母親のもとへ向かおうとしていた。次の日、エインは二人を途中の道まで案内するのだが、そこで騎士たちに襲われてしまう。 ...

気が付いたら肥後の国の地方豪族の子として生まれ変わっていた。転生した先は九州の南朝勢力を代表する菊池武光。ただし、まだ５歳。生き残るために何をするか。転生した主人公が何とか生き残ろうとする話です。根本的におちゃらけた内容となっていますので、真面目な話を求める方はご遠慮ください。また、分かりやすくするために本来は、織田信長→織田上総介などと苗字＋官位（自称）とすべきですが、私が分からなくなるので官...

出勤時に心筋梗塞で生涯を終えた高倉頼蔵は、農家の三男として異世界で第二の生を得た。ウォルムという名を与えられ平穏な日常を過ごしていたが、周辺諸国と衝突を続ける祖国は国家の尖兵たる兵士の招集を続け、ウォルムも例外では無かった。支度金という値段付けられた命は国家へと買い上げられ、徴兵されたウォルムは最前線に投入される。平等に訪れる理不尽な死、歓喜と悲鳴が入り交じる略奪と陵辱、取れぬ死臭に濁り行く瞳、...