戦記

祖国を滅ぼされた王女シャスティエは、仇の王の側妃になる。密かに復讐を意味する名を名乗り、夫には心を許さず、祖国の血を引く子に敵の国を継がせるのが目的のはずだった。けれど彼女の心は揺らいでいく。敵国内の不穏な情勢、周辺国の野望の前には、仇のはずの男こそ最も信頼できる同盟相手だったのだ。優しく美しい王妃との交流や、生まれた子供に芽生えた愛も、彼女の憎しみを溶かしていく。一方で、敵対する者たちの悪意と...

源平合戦の時代、男勝りの武勇を誇った信濃の巴御前。播磨国にも彼女の影に隠れた、知られざる女武者がいた。真っ直ぐな心を持つ公家に抱きすくめられ、投降するも心は萎えず。子子子法師（こねこほうし）と名乗った女性は婚家で獅子御前と重んぜられた。それから400年近くが経った頃。源季房の子孫に赤松家があった。南北朝の動乱に大きく躍動、播磨や備前など複数の国で守護を務めた大名である。戦国の世となっても播磨守護...

没落した貴族エスペランサ家。唯一の後継者であるアーサー・エスペランサは首都郊外で暮らす浮浪者だ。微々たる魔法に頼り、野草を食べ、よくわからない草花を煮たスープで毎日を食いつなぐ日々。「頑張りたくない」をモットーにただ生きるだけの生命体になっていた彼にある日、貴族へ婿入りした筈の姉が訪ねてきて――？ハーメルン、ノベルピアでマルチ投稿してます。 ...

主人公磯崎守は、不遇な人生を送っていた。しかし、横断歩道でしゃがんでいる少女を見つけ、助けるために少女を突き飛ばし死んでしまった。　しかし、そんな主人公を不憫に思った神様の手によって、異世界へと転生することになる。目が覚めると、王子に転生していて、５歳に行われる【鑑定の儀】が王城で執り行われる。分かったスキルは【領地内政】と【人徳】であった。　前例のないスキルであったが家族に愛されながら成長を始...

白翼帝国の皇帝アラケルは、迫る危機を打破するために、三百年前に大災厄をもたらした禁術を再び用いて、異世界アースの人間達を召喚する。　そうして現れた、異能という強大な力を得た三十二名の高校生達を、何の特別な力も持たない、だが有能な皇帝は、上手く懐柔して帝国を救う事ができるのか。激動の一年間が始まる。　異世界転生・転移物で踏み台にされがちな現地人が、とても有能だったら、というコンセプトの話です。　一...

１９世紀の地球ぐらいの文明水準を持つ世界ドラコイア。　そこではエルフが神に選ばれた人種を宣言し、ゴブリンやドワーフ、ホビットなどの他人種国家を侵略し、奴隷に貶めていた。　そんな中、大陸から離れた島国、東和のホビットたちが、エルフに宣戦布告をした。　人間が一切登場しない。　亜人種だけの世界大戦勃発。　最大２５フォロー　１０★　５９♥※※　著者紹介　※※　鏡銀鉢（かがみ・ぎんぱち）　２０１２年、『地...

魔法士アキムは結論を迫られていた。上空に浮かぶ「影の王」の輪郭――真球の姿をした巨体、圧倒的殺戮能力を有する人類の宿敵は、かつての厄災から100年の眠りについていた。　目覚めるまでの期限はあと12年。一度は滅亡の危機に瀕したレジスタ共和国は対抗策を練っていたが、武器は「魔法研究所」が開発を続ける魔法弾のみ。現状では木々を揺らすだけの弱い光の塊に比べ、敵の大きさは直径100メートル。巨大さから「第...

太陽が地平線に沈むときパラレルナイトの結界現れて世界を闇に飲み込む。スペクターと呼ばれる影の悪魔が、そのダークエネルギーから現れて、人々を恐怖に陥れる。人類は団結し、スペクターに対してスレイヤーの戦士を作成して、ザ・センターを設立された。しかし、ザ・センターの利益と権力は計り知れないものであり、その権力を自らのものとして奪い取っている。スペクターとの戦いの中で人間の間で3面戦争が行なう。『昼野』...

●短いあらすじ。勇者のイルティア王女の身代わりにされ、魔王軍の中に置き去りにされたルカは、神にも匹敵する不死身の力にめざめる。20万の魔王軍を撃破し、国を救ったルカは人々から真の英雄とたたえられる。一方でイルティアは魔王の手先と蔑まれ、名声が地に落ちた。イルティアは、ルカに戦いを挑むが破れ、自分を奴隷にして欲しいと土下座して許しをこう。ルカは国王を破って、世界最強国家の陰の支配者となる。さらには...

セゴナに住む少女「ジュ＝ヤミ」は、国内の少女の憧れである、城に仕える使用人「ニム」になるための唯一の試験を受け、最終試験まで残ることができた。お付きのニムとなったミイ＝クイの助けも借り、ジュは試験に合格する。　五年後、十九歳になったジュが一人前のニムとなった頃、国内の情勢が大きく変わる。近隣のモヴィ・マクカ・ウィという国が、セゴナに侵略する動きを強める。その軍のトップに立った男「シャ＝イサ」こそ...